生きるとは、死ぬとは  何か?

生きるとは、死ぬとは  何か? どう考えたら良いのでしょう。

 

その前に、人間の生命について、少し考えて見ましょう。

人の生命は、母親のお腹の中で受精して、280日の妊娠期間を経て出産されます。

多くの時間を子宮の用水と言う液体の中で過ごします。魚の様ですね。

280日の間に、地球が40億年近くかけて行った生物の進化を、人間の赤ちゃんは、発生からわずか40日足らずで駆け抜けてしまうそうです。
単純に考えれば、胎内の赤ちゃんの1日は、地球の1億年分に相当することになりますとのこと。すごい事ですね。

出産した後は、大気の酸素を吸って肺呼吸して生きるわけです。自分の意思で生まれたわけではなく、気が付いたら、この世に生きているわけです。

私たち人間も動物も植物も、遺伝子レベルまで見れば、過去40億年かけて遡っても、また未来永劫においても、同一な存在はいません。普段の生活では普通考えないと思うのですが、これは驚くべき事と思います。

唯一無二の存在なのです。それだけで、どれほど貴重と言えるのでしょうか。

それだけ、神様は私たち1人1人を貴重に愛して下さっていると言えるのではないでしょうか。

なので、天寿を全うせず、何らかの理由があるにせよ、もしも、自殺などして自分で勝手に

この世に生活に終止符を打つのは、重罪です。意味があって与えられた命だからです。

自殺は、自分で自分を殺める殺人罪です。あの世(霊界)では、最下層の地獄界で気の遠くなる期間、苦しむことになります。

 

さて、話を元に戻します。地上界(この世)の生活を終えると、肉体を脱ぎ、魂(霊人体)となって宙を飛ぶようにあの世(霊界)に行きます。鳥の様ですね。確か49日くらいは、真っ直ぐは霊界に行かない様ですが。事故や災害などで、急に自覚なく死去された方は、大変と聞きました。自分が死んだことを信じられず、受け入れられず、この世に留まり混乱されます。

東日本大震災のとき、僧侶の方が、成仏できない霊人の方を諭し大変苦労して霊界に送り出す内容をウェブで見聞きしたことがあります。

 

少し、生きるとは何か 死ぬとは何か 見えてきたのではないでしょうか。

霊界は永遠に続く世界です。計り知れない広さもあります。過去に亡くなった方は、全て霊界にいらっしゃいます。階層がたくさんあるそうです。上は天国界から最下部は地獄界です。更に階層に細分化されるようです。

丁度、280日の胎中生活の良し悪しが、地上生活の約90年に影響するように、

地上生活のそれが、永遠に続く天上生活に影響するのです。

 

私たちの肉身生活の生き様は、全て霊人体に記憶され、霊界に行ってから白日に晒されるそうです。隠しようも、弁解の余地もありません。霊界は愛の世界と言われます。

神様のような全き愛を、どれだけ体恤した(身に付けた)霊人体となれたかで、

愛の姿になっているかで、自分自ら、自分の一番合う居心地のよい階層に行くとのことです。

良き地上生活を全うできた霊界の旅立ちは、悲しいものではなく、むしろ、祝ってあげるべきものです。暗く、卑屈になる必要もありません。

 

 これでこそ、法度と愛に則り、全てを主管される神様が創られた天宙世界です。